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スポーツ紙記者を経て・・現在ゴルフジャーナリスト


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世界のマイナー競技でしかない日本オープンの惨状

国内メジャー最高峰と位置づけられている男子ゴルフの「日本オープン」が惨憺たる結果に終わった。
今年は1グリーンに改造された茨城GC・東コースでの開催。
コースのグレードも地の利の上でも申し分ない舞台装置が整った。

だが蓋を開けてみれば、これがNO1の大会かと思われる体たらく。
初日のギャラリー数が1586人。
2日目1874人。
まあ、予選ラウンドだから、決勝の土曜日からは、どっとギャラリーが押しかけるのが通常のパターン。

世界のマイナー競技でしかない日本オープンの惨状_e0208133_1022518.jpg
宮里藍や、宮里美香が出る日本女子オープンは十重二十重のギャラリーが入るというのに。


ところがその3日目、3284人しか入らない。
そして悪天候で月曜日に順延となったとはいえ、日曜日が1430人。
最終ラウンドの月曜は、たったの967人で、5日間合計が9139人。
これが国内最高峰の競技かと目を疑ってしまう。

不人気の理由は目玉の松山英樹、石川遼の2大スターの欠場と言われている。
確かにこの2人がいなければ、空気の抜けた風船のようで、締まらないことも確かだ。
だがそれだけとは思えない。

今年関西の茨木CCで行われたアジアンパシフィック・オープンは松山、石川がいなくても
4日間で18596人ノギャラリーが押しかけている。
宮里藍や、宮里美香らアメリカツアーで戦う選手が出場した日本女子オープンは4日間で3万人を
超える大ギャラリーが詰めかけた。

日本オープンを主催する日本ゴルフ協会(JGA)は、この大会を「ナショナル・オープン」と位置づけている。
だがそれは名前ばかりで、これまで海外のトップ選手が出場した例はほとんどない。
それでも何年か前までは、東南アジアやオーストラリアの強豪選手が参加して、大会を盛り上げた。

ところがこの数年はアジアの有名選手もアメリカツアーや、ヨーロッパツアー、アジアンツアーに拠点を移し、
日本ツアーには目もくれない。
ではJGAが、ナショナル・オープンとして権威付けするために何かをしたかというと、それも無し。

世界のマイナー競技でしかない日本オープンの惨状_e0208133_1022633.jpg
上から目線で何もしないJGAのツケが日本オープンの不人気につながっている。
(中央マイクに向かうのがJGA安西会長)


2020年の東京五輪は、JOC委員を中心とした積極的なロビー活動が功を奏したといわれている。
だがJGAは、「日本オープン」が世界の位置づけではとっくにマイナー扱いされているにもかかわらず
外国人選手に対しては「出たければどうぞ」と、上から目線の態度を獲り続けている。
当然外国のゴルフ団体とロビー活動もない。

確かに世界のツアーから見れば賞金も安く、ワールドランキングのポイントも低い。
でも、世界との交流をもっと密にしていれば、国際交流という意味でも、外国の一流プロも参加するはず。

松山や石川は、そんなJGAの姿勢や、傲慢さを見透かし、国内選手だけでチマチマ争う低レベルで
名ばかりのナショナルオープンに内心愛想を尽かしているのだろう。
それに世界のトップレベルが競う米ツアーのほうがはるかに面白くやりがいがある。

日本オープンの惨状を招いたのは、誰でもない主催のJGA。
エリート意識丸出しの役員が、裸の大将よろしくふんぞり返っている場合ではないのだ。
# by golf-mkou | 2013-10-24 12:19

プロゴルフ協会に巣くう暴力団がらみの役員やプロ

日本プロゴルフ協会(PGA)の現職理事が暴力団との親密な交際で理事職を辞任するはめになった。
辞任したのは、九州熊本県の玉名カントリークラブに所属する坂東忠義プロ(67)

坂東元理事は今年6月に、玉名CCでかねてから交流のある道仁会の小林哲治会長(現在別の容疑で詐欺罪で起訴中)とゴルフをしていたことがこの9月になって発覚。これがマスコミの知ることとなり、騒動の起こる前にPGAに辞任届けを提出。これが受理された。

ただしこれで一件落着というわけではない。PGAは今年春公益社団法人として認可されたばかり。
公益性のもとに、社会に還元するはずのPGAの理事が反社会的集団と密接な関係にあるとなれば、
場合によっては公益法人取り消しの可能性もあるからだ。

坂東理事はすでに2011年から、小林会長と付き合いがあり、それ以降たびたびゴルフ場で個人レッスン
などをし、レッスン料の他にかなりの額のチップをもらっていたとも言われている。

ある通信社の取材では、「暴力団といえども人権がある。ゴルフを止める権利などない」と言ったというから事の本質をまったく分かっておらず、こんな人間を役員にしたPGAの体質、常識まで疑われる。
坂東元理事はまた「暴力団といっても、名札をぶらさげているわけではなし、見分けがつかない」とも言って
いるそうだ。あくまで自己の正当性を主張したいらしい。

だがそんな言い訳は通用しない。
道仁会といえば、福岡・久留米市を拠点とし、これまで幾多の抗争を繰り広げて社会を震撼とさせた。

同業社会でも恐れられる武闘派組織で、これまで分裂した誠道会との血で血を洗う抗争をはじめ、山口組、
関東の住吉連合などとの凄絶な抗争で知られている。
そんな凶悪な組織の会長を常識からいっても知らないはずはない。

現在日本のゴルフ場は、暴力団の入場を徹底的に排除する動きを見せている。
各都道府県の警察は「暴力団排除条例」を基に、民間と連携して徹底した追放に取り組んでいる。

プロゴルフ協会に巣くう暴力団がらみの役員やプロ_e0208133_10304949.jpg
ゴルフのコンペにも、知らない間に暴力団が紛れ込んでいるかもしれない
(この写真は本文とは関係ありません)


ゴルフ場もその例に洩れず「暴力団追放協議会」を結成し、全国で暴力団の入場を排除している。
少しでも怪しい人間を見つければ、警察に連絡。また警察は暴力団と分かれば徹底的に取り締まる。
もし名前を偽ってプレーすれば身分詐称の「詐欺罪」で引っくくることもある。
また会員が知ってて紹介すれば、理事会審査でその会員は、期限付きの入場禁止の措置もとる。
所属プロの行為であれば、当然解雇の処置が取られるケースとなる。

ゴルフ場に籍を置く、坂東プロがこんな背景を知らないはずがない。
また九州で名うての暴力団会長を長年プレーさせたゴルフ場の責任も重い。

PGAは会員倫理規定で暴力団との付き合いを禁止している。
PGA森静雄会長は、すでにこの件の報告を受け、8月下旬に調査委員会を設置したというが、マスコミ報道といい、本人の辞任届けといい、すべてが後手後手に回っている。
これでは会員からの信頼も、社会からの信頼も薄れてしまう。

振り返れば、プロゴルファーと暴力団の関係はいろいろある。
人気絶頂期のジャンボ尾崎は広域暴力団とのパーティに出席し、会長とのツーショット写真が大手新聞に
デカデカと載ったことがある。

世界的な活躍で知られる某プロは、その昔、トーナメントの練習ラウンドで暴力団組長と一緒にプレーし、親密な交際が浮き彫りになった。

数年前にはPGAの会長選挙で、反対派の理事の投票を阻止するために、暴力団の実行グループがその
理事を拉致し、9時間に渡って山中を車で連れまわした事件があった。
「正直殺されると思った」とその理事(故人)は恐怖の体験を語っていた。

暴力団は根深くプロゴルフの世界に食い込んでいる。
PGAに果たして自浄能力はあるのだろうか。
# by golf-mkou | 2013-09-16 11:58

webサイト“トリッピーズ”とコラボして新規ゴルファー開拓に努力する千葉よみうりCC

ゴルファー減少とゴルフj場入場者数減少の歯止めがきかない。
以前から危惧されていた「2015年問題」は目前に迫っている。
ゴルフ人口の中核を占める団塊世代が、2015年を境に、70歳前後となり、年齢的、体力的にゴルフから
離れていき、スッポリと抜けてしまう。

では、それに代わる新しい層が増えるかというと、不況や、他のレジャーにはしるなどで、新規参入の見込みはまったくといっていいほど望み薄だ。

webサイト“トリッピーズ”とコラボして新規ゴルファー開拓に努力する千葉よみうりCC_e0208133_2120946.jpg
クラブハウス内で、「ゴルフって何?」の簡単な講義をする。みんな真剣だ。


ある試算によると、2016年には、2011年に比較して、ゴルフ人口は17%減、ゴルフ施設(ゴルフ場や練習場なども含む)入場者数は10%減少するという。
ゴルフ人口の中心を占めていた中・高年世代の減少だけではない。この10年で20~30代のj若年層が200万人も減少(財務省調べ)しているという。

こんな危機的状況にもかかわらず、ゴルフ界はこれといった対策は何も打っていない。
ゴルフ団体をリードするはずのJGA(日本ゴルフ協会)などは、まるで傍観者のような態度だ。

若い人から見るとゴルフは「お金がかかる」「遠い」「1日がかり」「難しい」「服装やマナーなど制約が多い」「初心者にはゴルフ場の敷居が高い」などと敬遠されているのも確かだ。
だが、それに甘んじているだけでは、ゴルフの未来はない。

そんな中で面白い現象が起きている。
パブリックコースとして歴史のある千葉よみうりCC(千葉県市原市)と、インターネットのwebサイト「トリッピーズ」がコラボして、新規の若者ゴルファーを取り込んでいるというニュースだ。

千葉よみうりCCは、もう何年も前から「初心者応援キャンペーン」という企画を実施している。
ゴルフ初めてという初心者を、特別料金でプレーさせる(責任ある同伴者が帯同)アイディアだ。(今年は開場35周年記念で初心者は10月平日プレー無料)

私見だが、様々なゴルファーサービスを考え出す林一郎支配人は、企画力、実行力、情熱、大胆さ、懐の広さなど人間的にも私の敬愛する人物の1人である。

「トリッピーズ」とは、昨年3月に創業した「みんなで旅を作る」ことを目的とした若者向けweサイト。
東京・渋谷の小さな1ルームマンションにオフィスを構え、オーナーは22歳の大学生。

ネットを通じ、「行ってみたい旅」の賛同者が集まり、それを実施するのが「トリッピーズ」
アラスカでオーロラを見たり、タイのラオスで象使いの免許取得に挑戦したりと趣味を共有している。

その中で「ゴルフをやってみよう」という声が湧き上がった。
ところがズブの素人を迎えてくれるゴルフ場がない。
そんな中にただ一つ千葉よみうりCCが、「初心者大歓迎」の対応。

webサイト“トリッピーズ”とコラボして新規ゴルファー開拓に努力する千葉よみうりCC_e0208133_2120131.jpg
ゴルフに精通したベテラン社員が(右)が、わかりやすくレッスンを。
体験だからジーンズもシャツ出しもOK。


集まったメンバーは千葉よみうりCCに連絡。
同コースではトリッピーズ代表者と打ち合わせ(林支配人はわざわざ渋谷まで出向いた)をし、
かねてから実行していた「ゴルフきっかけ体験」を申し出た。

これは4715円で、クラブハウスで「ゴルフって何?」をテーマにルールやマナーなどの簡単な座学、
そして練習場でゴルフに精通したベテラン社員によるスイングやショットのレッスン、練習グリーンでパットの練習。そして1ホールを使い実地のプレー体験。

ちなみに最寄駅からの無料バス送迎、クラブやシューズ、小物は無料貸し出し、もちろん昼食付きで、終了後はお風呂も自由。服装はといえば、体験ということでジーンズ、ジャージ、ズックOK。

最初の体験は5月26日。参加者は17名、好評で7月13日にも10名が参加した。
年齢でいえば20代がほとんど(第1回目は男性10人、女性7人)

広々として、緑豊かなゴルフ場で参加者は開放感に包まれ、「ゴルフって面白い」と手放し。

最近ネットによるイタズラが社会問題化しているが、実はネットによるこんなゴルフ入門の実例がある。
みんな健全な若者ばかりだ。

webサイト“トリッピーズ”とコラボして新規ゴルファー開拓に努力する千葉よみうりCC_e0208133_21201168.jpg
1ホールを貸しきってみんなでプレー体験。「ゴルフってこんなに気持ちよくて、面白いんだ」と大感激



残念なことに、こうした初心者(若者)を受け入れるゴルフ場はほとんどない。
ほとんどが目先のことで汲々とし、将来の設計図を描く余裕もない。
林支配人は「なんとか成功例を作って、見本になれば」と今後に向かって意欲的に取り組む姿勢だ。
 
一ゴルフ場にまかせず、ゴルフ界が一丸になって、若者ゴルファー発掘に取り組めば、未来は開けてくる。
始めてみれば、ゴルフほど面白いスポーツはない。
悲観的に嘆いてばかりいても何も解決しないということだ。
# by golf-mkou | 2013-08-29 12:05

明暗に分かれた松山英樹と石川遼に何が?

ライバルという関係でこれほど“明”と“暗”が分かれた例は珍しい。
松山英樹(21)と石川遼(21)である。

7月18日から21日までの同じ時期に行われた全英オープン(ミュアフィールドGL)と、サンダーソン・ファーム
選手権(ミシガン州・アナンデールGC)の2試合。

片や世界最古の歴史を誇り、4大メジャーの1つ「ジ・オープン」に堂々の資格で出場した松山。
一方、サンダーソン・ファームはその全英の出場資格を取れなかったプロが出場する、野球でいえば文字通りファームの試合に等しい大会の石川。
この2試合だけでも明と暗ほどの差がある。

そして結果はもっと悲惨だった。
松山は初の全英出場にもかかわらず、4日間通算2オーバーで堂々の6位。
タラ・レバを言えば3日目、スロープレーによる1打のペナルティがなければ2位になるはずだった。

一方石川は、主力選手がごっそり抜けた2軍大会にもかかわらず、1打足りずに予選落ち。
これで、この大会まで19試合出場して、半分以上の10試合に予選落ち。

明暗に分かれた松山英樹と石川遼に何が?_e0208133_1865048.jpg
恵まれすぎた環境に気が緩んだのだろうか。
ドライバーを強振するうちにゴルフがすっかり崩れてしまった石川


アメリカツアーの来季のシード権はフェデックスポイントと賞金ランキングで共に125位以内が条件。
石川はこの時点でフェデックスポイントランキングは153位。賞金ランクは149位。
そしてタイムリミットは8月15日開幕のウィンダム選手権までだ。
石川の今後の出場はこのウィンダムまで3試合を残すのみ。

この3試合のうち、1試合で優勝か、悪くてもベスト5に入る必要がある。(ベスト5以内なら110ポイントを稼げるのでわずかに望みが。現在125位のバド・コーリとの差は112P)

もし石川がシード落ちすれば、来季出場資格を賭けて、次は下部のウェブドットコムツアーの入れ替え戦である、ファイナル4大会(8月29日~9月29日)に出場し、ここで総合で上位25人に入ることが条件。
このファイナルにはシード権を逃した126位から200位までの計150人が参加する。
シード落ちとはいえ、いずれも経験豊富な上に、死に物狂いで挑んでくる。

目下絶不調の石川にとって、まさに「前門の虎、後門の狼」の試練が待ち構えている。

この石川の対極にいるのが松山だ。
今年4月にプロデビューしたにもかかわらず、すでに国内で2勝。
更に初出場の全米オープンでは初参加の日本選手で初のベストテン(10位)入り。
その余勢を駆って全英オープンでは6位と、素晴らしい活躍を続けている。

本人の夢は「メジャー優勝」と言っているが、それが早くも実現の可能性をもたらしている。

松山は先日、アマチュア時代から使い慣れているスリクソンのダンロップとクラブ、ボールをはじめ、用具の
使用契約を結んだ。
大器、松山には5~6社のメーカーからオファーがあった。
中には、桁外れの金額を提示した外資メーカーもあった。

明暗に分かれた松山英樹と石川遼に何が?_e0208133_1864979.jpg
恩も義理も忘れず、使い慣れたダンロップのスリクソンを選んだ松山は賢明な選択をした。
(左はダンロップ野尻社長)


それを蹴って、使い慣れたクラブや、世話になった義理や恩義を選んでいる。
この律儀さが、ゴルフにも表れている。
恵まれた体格(181センチ)から、弾道の高低を打ち分け、コースマネジメントにも優れている。
全英では予想外のペナルティを喰らいながら、最終日アンダーパーで回る精神力も備えている。

使い慣れたクラブ(ヨネックス)を、条件のいいキャロウェイゴルフに変更。
約20社と、20億円以上の契約金を交わし、ありあまる大金を手にしている石川。
「飛ばして、アドバンテージを取る」ゴルフで、振り回しているうちに、一時は腰を痛め、スイングのリズムまで崩してしまった。
 
“明暗”というより、“ウサギと亀”を連想させる2人。
最終ゴールはどういう結果になるか。
まだまだ先は長いがさて・・・・・・・・。
# by golf-mkou | 2013-07-22 11:15

世界遺産に登録された富士山にからむゴルフコースランキング

6月22日、カンボジアの首都ブノンペンで行われた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会
は、日本の富士山を世界文化遺産に登録することを決定した。

登録名称は「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」だそうだ。

登録理由では「山岳信仰の伝統を鼓舞し続けてきた」と評価。特に江戸時代の葛飾北斎と歌川広重の浮世絵が西洋芸術の発展に貢献し、「富士山の荘厳な姿を世界に知らしめた」と高く評価されたというから、日本人としては、これ以上ない喜びと名誉だ。

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コースから見る富士山の美しさ、コースの素晴らしさは文句なしにNO1の河口湖CC


この富士山を借景にしたゴルフ場は多い。またゴルファーも“霊峰”といわれた富士山に畏敬の念を覚えつつ
美しいこの山を仰ぎ見ながらプレーしてきた。これからはまた違った意味で感慨を深めながらプレーすることになるだろう。

ところで、畏れ多いことだが、世界遺産登録を機に、富士山が美しく見えるコースを独断と偏見でランキング形式で取り上げてみた。ただ富士山が美しく見えるだけではつまらない。その富士にふさわしく、コンデションもレイアウトも素晴らしいコースという条件をつけてみた。全部をプレーしたわけではないので、もし洩れていたらご容赦願いたい。

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逆さ富士が額縁の絵のように美しい鳴沢GCの名物8番ホール


1位は文句なしに山梨県の「河口湖CC」。ここは特別な理由がある。というのは富士山の周辺にあるゴルフ場は、富士山から見てホールを縦にレイアウトしてはいけないという規制がある。山林などが傷跡のように見えて自然の景観を損ねるという理由からだ。

ところが河口湖CCはこの規制の出来る前の建設。つまり富士山を前後にしながらプレーするホールが多い。
真正面に雄大な富士山を見ながらプレーする気分は豪快で、また富士の美しさも際立っている。
コースの設計はアメリカでも知られたロバート・ボン・ヘギー(日本では西那須野CC、ホウライCCが有名)
“光と影の魔術師”の異名をとるヘギーは富士山を最大限に活かしている。

2番目は「富士クラシック(山梨県)
初めてこのコースを訪れたときはビックリした。富士山があまりに近く、その山肌までが克明に見える。
コースの進入路に入ると正面にヨーロッパ調の洒落たクラブハウスが見え、その真後ろにデッカイ富士山がデンと覆いかぶさるように重なっている姿は迫力満点。

設計はアメリカで都市プランナーとしても知られるデズモンド・ミュアヘッド。確かこのコースは葛飾北斎の絵を
ホ-ルごとにモチーフしている。

不思議な:ことに、日本人設計家より、外国人設計家のほうが、富士山の美しさを活かし、レイアウトもその富士山を一体になっている。「コースは美しく、戦略的でなければならない」彼らの設計コンセプトが、この富士山で具現化されたようだ。なんだか、「芸術の源泉」という今回の登録をすでに察知していたようだ。

世界遺産に登録された富士山にからむゴルフコースランキング_e0208133_13271997.jpg
目の前に雄大な富士山が迫るダイナミックな景観の富士クラシック


3位の鳴沢GCは日本人の塩田勇昭という人の設計だが、監修はB・ジョーンズとやはり外国人。
こちらは前2コースほど富士山がダイナミックに見えるわけではないが、名物8番は秀逸。
バックティから174ヤード、レギュラーティでは138ヤードの短いパー3ホールだが、手前の池、奥の樹林帯、
そして正面の富士山とでまるで額縁の絵のような美しさ。晴れた日には、富士が池に逆さに映り、このシンメトリックがため息の出るほど、荘厳で美しい。コースのレイアウトもメンテナンスも素晴らしい。

4位の伊豆ゴルフ倶楽部はいわば番外編。伊豆半島のほぼ中央付近で、富士山からはかなり離れている。
ところが、山の上にあるため遮るものがなく、富士山がコースのいたるところから一望できる。それも離れているために、下に見えるのだ。
コースは加藤俊輔設計で、氏が独立(それまでは太平洋クラブに在籍)した初めてのコース。山の上だが、
大小のマウンド、池、グラスバンカー、ビーチバンカーなどスコットランドのリンクスを彷彿させる不思議な
コース。富士の眺めも絶景だが、コースもまた難しく、面白い。

世界遺産登録で、富士山のイメージも以前とは違う。まさに日本が世界に誇る“霊峰”
これからは、ボールを打つ前にまず富士に一礼して、プレーをしたいものだ。

            独断と偏見で選んだランキング
① 河口湖カントリークラブ(山梨県)
② 富士クラシック(山梨県)
③ 鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)
④ 伊豆ゴルフ倶楽部(静岡県)
⑤ 朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)
⑥ 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)
⑦ 富士カントリークラブ(静岡県)
⑧ 大富士ゴルフ場(静岡県)
⑨ 富士桜カントリー倶楽部(静岡県)
⑩ 太平洋クラブ・ウェストコース(静岡県)
                                                  (写真 細田栄久)
# by golf-mkou | 2013-06-23 11:45